Japanese News: 原子力規制委東電原子力事業分社化案で経産省に要請

経済けいざい産業さんぎょう省しょうの有識者ゆうしきしゃ会議かいぎで東京とうきょう電力でんりょくの柏崎かしわざき刈羽かりわ原子力げんしりょく発電はつでん所しょなどの原子力げんしりょく事業じぎょうの分社ぶんしゃ化かを検討けんとうする案あんが示しめされたことを受うけて原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいは、原子力げんしりょく事業じぎょうが分社ぶんしゃ化かされた場合ばあい、再さい稼働かどうの前提ぜんていとなる審査しんさなどに影響えいきょうが出でる可能かのう性せいがあるとして、経済けいざい産業さんぎょう省しょうに事務じむ局きょくの原子力げんしりょく規制きせい庁ちょうと情報じょうほうを共有きょうゆうしながら議論ぎろんを進すすめるよう求もとめました。東京とうきょう電力でんりょくの改革かいかくなどを話し合はなしあう経済けいざい産業さんぎょう省しょうの有識者ゆうしきしゃ会議かいぎで先月せんげつ、国くに側がわは、東京とうきょう電力でんりょくの抜本ばっぽん的てきな経営けいえい改革かいかくのために柏崎かしわざき刈羽かりわ原発げんぱつなどの原子力げんしりょく事業じぎょうを分社ぶんしゃ化かし、ほかの電力でんりょく会社かいしゃなどとの連携れんけいを進すすめることも含ふくめて、事業じぎょうの再編さいへんを検討けんとうする案あんを示しめし、議論ぎろんが続つづけられています。

これを受うけ、柏崎かしわざき刈羽かりわ原発げんぱつ６ろく号機ごうきと７なな号機ごうきの再さい稼働かどうの前提ぜんていとなる審査しんさを進すすめている原子力げんしりょく規制きせい委員いいん会かいは、２に２に日にちの会合かいごうで経済けいざい産業さんぎょう省しょうから現在げんざいの検討けんとう状況じょうきょうについて説明せつめいを受うけました。

このなかで経済けいざい産業さんぎょう省しょうの担当たんとう者しゃは有識者ゆうしきしゃ会議かいぎで東京とうきょう電力でんりょくの経営けいえい改革かいかくなどの議論ぎろんが進すすめられているものの、原子力げんしりょく事業じぎょうの再編さいへんをめぐってはまだ方向ほうこう性せいの合意ごういが得えられていないと説明せつめいしました。

これに対にたいし、田中たなか俊一しゅんいち委員いいん長ちょうは「原子力げんしりょく事業じぎょうの分社ぶんしゃ化かなどの結論けつろんは出でていないということだが、仮かりにそういう事態じたいになれば柏崎かしわざき刈羽かりわ原発げんぱつの審査しんさや福島ふくしま第だい一いち原発げんぱつの廃はい炉ろ作業さぎょうの規制きせいなどをどうするか大おおきな課題かだいがある」と述のべ、事務じむ局きょくの原子力げんしりょく規制きせい庁ちょうと情報じょうほうを共有きょうゆうしながら議論ぎろんを進すすめるよう求もとめました。

柏崎かしわざき刈羽かりわ原発げんぱつの審査しんさは先月せんげつ、東京とうきょう電力でんりょくが緊急きんきゅう時じの対応たいおう拠点きょてんの設置せっち場所ばしょを変更へんこうしたため遅おくれていて、合格ごうかくは来年らいねん度ど以降いこうになる見通みとおしですが、原子力げんしりょく事業じぎょうが分社ぶんしゃ化かされた場合ばあい、重大じゅうだい事故じこの体制たいせいの見直みなおしなどが必要ひつようになるため、さらに遅おくれる可能かのう性せいがあります。