オレオレ
詐欺などで、バイク
便で
現金を
回収する
被害が
相次いでいることから、
警視庁は
来月にもバイク
便会社の
組合と
覚書を
締結し、
荷物の
中に
現金が
入っていないか
確認するなど、
詐欺を
防ぐ
対策を
強化することになりました。
警視庁によりますと、オレオレ
詐欺などで、バイク
便で
現金を
回収する
手口による
被害は、ことしは
先月までで、
都内でおよそ
5億7000万円と、
去年の
同じ
時期の
3倍以上に
急増していて、
今月22日には、
高齢の
女性から
現金を
だまし取ったとして、バイク
便会社の
経営者が
逮捕され、
警視庁は
現金を
回収するために
会社を
設立した
疑いがあると
見て
捜査しています。
こうした被害を防ぐため、警視庁は、都内を中心とした24のバイク便会社で作る「バイク便協同組合」と覚書を来月にも締結し、連携して対策に乗り出す方針を決めました。
覚書では、お年寄りから路上で荷物を受け取ったり、荷物を私設の私書箱に配送したりしないことや、お年寄りから荷物を受け取る際は現金が入っていないか確認することなどが定められているということです。
バイク便協同組合の千葉剛理事長は、「詐欺グループは、荷物を預かったときに伝票を使わないことや、ヘルメットを脱がないことなどが、正規の業者とは異なる。業者側が客の様子を見て声をかけ、詐欺だと気付くように頑張りたい」と話していました。