気象庁は世界の9000の場所の気温を調べて、今年の1月〜11月の平均の気温が1981年〜2010年の平均とどのくらい違うか比べました。世界の平均の気温は0.46℃高くなっていて、1891年に調べ始めてからいちばん高くなりました。
インドでは、5月に気温が51℃まで上がった日もあって、3月〜5月に580人以上が暑さで亡くなりました。ベトナムでは、1月〜5月ずっと雨が降らなくて米などができなくなりました。
日本でも、冬は暖かくて夏はひどい暑さでした。このため、今年の平均の気温は1898年から今まででいちばん高くなりました。
気象庁は「地球が暖かくなったことと、ペルーの近くの海で温度が高くなる『エルニーニョ現象』が続いたことが原因だと考えています。このように高い気温が続いたら、短い時間に強い雨が降るなど、今までにないような天気が増えるでしょう」と話しています。