高齢者ドライバーの
事故防止が
課題となる
中、おととし
1年間に
起きた
75歳以上のドライバーによる
死亡事故で、
運転していた
本人が
死亡した
割合は、
75歳未満のドライバーのおよそ
2倍に
上ったことが、
警察庁への
取材でわかりました。
警察庁は
身体能力や
判断力の
低下が
背景にあると
見て、
今後の
対策に
生かしたいとしています。
警察庁によりますと、
去年1年間に
交通事故で
死亡した
人は
3904人で、
政府は
平成32年までに、
交通事故の
死亡者を
2500人以下にする
目標を
立てています。
高齢者ドライバーの事故防止が実現への課題となる中、おととし1年間に起きた死亡事故のうち、75歳以上のドライバーによる事故で運転していた本人が死亡した割合は、75歳未満のドライバーのおよそ2倍に上ったことが、警察庁への取材でわかりました。
警察庁によりますと、75歳以上では死亡した474人のうちおよそ64%の303人が、75歳未満では死亡した3199人のうちおよそ32%の1010人がドライバー本人で、本人が死亡する割合は年齢が上がるにつれ高くなる傾向だということです。
警察庁は、高齢による身体能力や判断力の低下が背景にあると見て、「詳細な分析を進めて今後の対策に生かすとともに、運転に不安を感じる人はぜひ警察に相談してほしい」としています。