警察庁は、交通の規則などが書いてある道路標識の一部に英語も書くことを決めました。日本に来た外国人が車などを運転したときに、道路標識の意味がわからなくて、大きな事故が起こる危険があるためです。
「止まれ」という道路標識には「STOP」を一緒に書きます。ゆっくり走らなければならないという意味の「徐行」には「SLOW」と書きます。
警察庁によると、日本に来た外国人が運転する車などが原因の交通事故が最近増えています。警察庁が去年調べると、運転する外国人の20%は「止まれ」の意味がわかっていませんでした。「徐行」は30%ぐらいの人がわかっていませんでした。
警察庁は「2020年の東京オリンピックとパラリンピックの前に、できるだけ早く英語も書いてある道路標識を作りたいと思います」と話しています。