4年前、
都内のマンションで、
世話を
頼まれた
生後3か月の
赤ちゃんの
首を
絞めるなどして
死亡させたとして、
傷害致死の
罪に
問われている
元少女の
裁判が、
16日から
始まります。この
赤ちゃんについて、
弁護側の
依頼で
複数の
医師が
鑑定を
行ったところ、
栄養不足で
死亡した
可能性があるという
結果だったことが、
関係者への
取材でわかりました。
裁判では
赤ちゃんの
死因が
争点になると
見られます。
平成25年11月、
東京・
渋谷区のマンションの
部屋で
生後3か月の
女の
赤ちゃんが
死亡しているのが
見つかり、
赤ちゃんの
母親と
同居し、
世話を
頼まれていた
当時18歳の
元少女が
傷害致死の
罪で
起訴されました。
この赤ちゃんについて、検察は、司法解剖の結果、首にひものようなもので圧迫された痕があったことなどから、首を絞められるなどして死亡したとしていますが、元少女の弁護士の依頼で複数の医師が鑑定を行ったところ、栄養不足で死亡した可能性があるという結果だったことが、関係者への取材でわかりました。
司法解剖の際に撮影された写真などの資料を検証し、栄養不足の際に見られる特有の症状が出ていたということです。
遺体の発見時、元少女は「ミルクがなくなったため、清涼飲料水を飲ませたら、その後死亡していた」と説明し、その後も起訴された内容を否認しているということです。
この事件の裁判は16日から東京地方裁判所で始まり、赤ちゃんの死因が争点になると見られます。