外国人旅行者の
間で
日本の「
食」への
関心が
高まる
一方で、
飲食店の
予約を
連絡なしにキャンセルするケースも
多いことから、
飲食店の
情報を
提供する
会社が、
予約の
時点で
外国人旅行者がクレジットカード
決済する
仕組みを
導入することになりました。これは、
インターネット上で
飲食店の
情報を
提供している「ぐるなび」が、
中国と
台湾に
本社を
置く
旅行会社2社と
提携して、ことしの
春から
導入します。
この会社によりますと、外国人旅行者の日本の「食」への関心が高まっている一方で、飲食店の予約を連絡なしにキャンセルするケースも多いということです。
情報を掲載している東京・銀座の和食店では、外国人旅行者の予約は増えているということですが、連絡なしのキャンセルが1か月に数件はあるということです。
和食店の店主は「食材をむだにするだけでなく、別のお客が利用できる機会も失ってしまっているので、困っています」と話していました。
このため、この情報の提供会社では、提携する2つの旅行会社のサイトに飲食店の情報を掲載し、外国人旅行者が予約の時点で旅行会社のシステムを使ってクレジットカード決済する仕組みを導入します。
会社では、旅行者が来日後に予約することを想定していて、連絡を入れてキャンセルしても支払いはしてもらうということです。
日本を訪れる外国人旅行者は去年も過去最高を更新し、ことしも中国の旧正月「春節」の休暇などに多くの旅行者が見込まれるだけに、会社では飲食店の受け入れ態勢を整え、利用客の増加を図りたいとしています。