韓国軍の
関係者は、
北朝鮮が
新型のICBM=
大陸間弾道ミサイルと
見られるミサイルを
開発して、いつでも
発射できる
状態にあると
明らかにし、
韓国軍は、
アメリカのトランプ
次期大統領の
就任式を
前に、
警戒と
監視を
強化しています。
韓国軍の
関係者が
19日、
NHKに対して
明らかにしたところによりますと、
米韓両軍は、
北朝鮮がこれまで
国営メディアなど
を通じて
公開したことがない
新型のICBM=
大陸間弾道ミサイルと
見られるミサイルを
開発し、
2基を
展開させていることを
確認したということです。
ミサイルは2段式で、全長はおよそ15メートルあり、北朝鮮が開発後に1度も発射していないICBMの「KN08」や、その改良型の「KN14」よりも短いとしています。
また、この関係者は、ミサイルが移動式の発射台に搭載され、いつでも発射できる状態にあるという見方を明らかにしました。
ICBMをめぐっては、キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党委員長が元日の演説で、ICBMの発射実験の準備が「最終段階に入った」と述べたほか、北朝鮮外務省の報道官も8日、「任意の時刻に任意の場所から発射されるだろう」と、発射を強行する可能性を示唆しています。
韓国軍の合同参謀本部は19日の記者会見で、「北のICBMの開発動向を注視している」と述べ、アメリカのトランプ次期大統領の就任式が20日に行われるのを前に北朝鮮に対する警戒と監視を強化しています。