アメリカのトランプ
大統領は、
就任から
一夜明けた
21日、
隣国の
首脳と
電話会談し、
外交活動をスタートさせましたが、
国内ではトランプ
大統領に
反発する
大規模なデモが
各地で
行われ、
新政権への
不満や
不安が
鮮明となっています。トランプ
大統領は
就任から
一夜明けた
21日、
首都ワシントンの
大聖堂や
CIA=
中央情報局を
訪れたほか、
カナダのトルドー
首相と
メキシコのペニャニエト
大統領と
電話でそれぞれ
会談し、
外交活動をスタートさせました。
一方、アメリカ国内では、首都ワシントンや中西部のシカゴ、西部のロサンゼルスなど各地でトランプ大統領に反発するデモが行われ、参加者は合わせて数百万人に上ったと見られています。
このうちロサンゼルスの市中心部では女性団体の呼びかけでデモが行われ、地元警察によりますと、およそ10万人が参加しました。
デモは8時間以上にわたって続けられ、参加者たちは「女性の権利は人間の権利だ」などと書かれたプラカードを掲げ、女性の蔑視発言が相次いだトランプ大統領に抗議の意思を示しました。
参加した女性は「トランプ氏が大統領になることで、昔のように女性が声を上げられなかった時代に戻ってしまうのではないかと心配している。アメリカは平等の国だということを理解してほしい」と話していました。
新大統領の就任翌日にこれほど大規模なデモが行われるのは極めて異例で、トランプ新政権は国民の不満や不安が鮮明となる中での厳しい船出となりました。