だっこひもの事故じこ あかちゃんの月齢げつれい危険きけんちが

Easy Japanese news
Feb 1, 2017 15:02
Furigana
Journal japonais
どもをだっこするとき使つかう「だっこひも」からの転落てんらく事故じこたないことから、メーカーなどでつく団体だんたいインターネット危険きけん体験たいけんつのったところ、どもの月齢げつれいによって転落てんらくにつながる危険きけん状況じょうきょうことなり、生後せいごななか月かげつ未満みまんでは、せたりろしたりするさい危険きけんかんじたという体験たいけんおおせられ、団体だんたいでは、製品せいひん改良かいりょうなどにかしていくとしています。だっこひもから乳幼児にゅうようじ転落てんらくする事故じこは、東京とうきょう消防庁しょうぼうちょうのまとめで、この年間ねんかんよんななにん病院びょういんはこばれるなどちませんが、全国ぜんこくてきにまとまった統計とうけいはなく、くわしい実態じったいはわかっていません。

このためメーカーなどでつく協議きょうぎかいは、事故じこいたらなくても転落てんらく危険きけんかんじた、いわゆるヒヤリ・ハットの体験たいけんあつめて事故じこ防止ぼうしにつなげようと、去年きょねん12月じゅうにがつからおよそいちか月かげつかんインターネットで募集ぼしゅうし、ななろくけんのケースがせられました。

それによりますと、生後せいごななか月かげつ未満みまん乳児にゅうじでは、だっこひもにせたりろしたりするさいまえかがみになったさいに、あかちゃんが突然とつぜんのけぞって滑り落すべりおちそうになるケースがおおく、生後せいごななか月かげつからさい未満みまんになると、歩行ほこうちゅう自分じぶんから抜け出ぬけだそうとするケースがおおかったということで、どもの月齢げつれいによって転落てんらくにつながる危険きけん状況じょうきょうことなりました。

今回こんかいせられた事例じれいおおくは、利用りようしゃがわがみずからの責任せきにんだとかんじメーカーなどに報告ほうこくしていないということで、協議きょうぎかいでは引き続ひきつづきヒヤリ・ハットの情報じょうほう提供ていきょうびかけるとともに、今回こんかいのケースをくわしく分析ぶんせき年齢ねんれいわせた安全あんぜん使い方つかいかた啓発けいはつや、製品せいひん改良かいりょうかしていくとしています。

自分じぶんわるい」とおも母親ははおや

だっこひもを使つかっている生後せいごいちぜろか月かげつ女の子おんなのこ母親ははおやは「最近さいきんどもがだっこひものなかでよくからだうごかすようになり、上半身じょうはんしんをのけぞらせてそのままテーブルに後頭部こうとうぶをぶつけたことがありました。だいごとにはなりませんでしたが、だっこひもを使つかときつねくばらないといけないとかんじました」とはなしていました。

生後せいごはちか月かげつ女の子おんなのこ母親ははおやは「だっこひもでどもをだっこしながらちたものひろったりくつのひもをむすんだりするときに、どもがすり抜すりぬけてちそうになったことはなんもあります。日常にちじょうにはかせないものなので、『みんなが使つかっているから安全あんぜんだ』と過信かしんせずに、をつけて使つかいたいです」とはなしていました。

また、だっこひもの使用しようちゅう危険きけん体験たいけんをしたとき、どんな対応たいおうをするかいたところ、生後せいごはちか月かげつ男の子おとこのこ母親ははおやは「製品せいひん自体じたい不良ふりょうについてはメーカーに問い合といあわせますが、使用しようちゅうどもがあぶないにあったとしても、『自分じぶんわるいんだ』とおもってつたえたことはありません」とはなしていました。

メーカー団体だんたい「ささいなことでも連絡れんらくを」

国内こくないでだっこひもを生産せいさん販売はんばい輸入ゆにゅうしているメーカーさんななしゃ加盟かめいする「っこひも安全あんぜん協議きょうぎかい」の樋口ひぐち博之ひろゆき代表だいひょう幹事かんじは「今回こんかい調査ちょうさで、月齢げつれいごとにどんなリスクがひそんでいるか具体ぐたいてき把握はあくできたため、メーカーで情報じょうほう共有きょうゆう今後こんご製品せいひん開発かいはつ改良かいりょう役立やくだてていきたい。あかちゃんの安全あんぜんかかわることなので、利用りようしゃには使つかまえ説明せつめいしょをしっかりんでもらい、万が一まんがいち危険きけんかんじたことがあれば、ささいなことでもメーカーや販売はんばいてんつたえてほしい」とはなしていました。

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