沖縄県沖縄市の
男子中学生が
同級生から
繰り返し
暴行を
受けている
動画が
インターネットで
広まったことについて、
市の
教育委員会は
記者会見し、「
重大ないじめだ」としたうえで、
学校に
調査委員会を
設置して
再発防止を
図る
考えを
示しました。
先月20日、
沖縄市の
中学校に
通う
男子生徒が
同級生の
1人から
一方的に
殴られたり
蹴られたりする
暴行を
受け、その
様子を
撮影した
動画がインターネット
上で
広まりました。
沖縄市の教育委員会は3日、記者会見し、狩俣智教育長が「無抵抗の生徒を一方的に殴り、その動画を携帯電話のアプリに送信するという重大ないじめで人権侵害だ。痛恨の極みであり、責任を強く痛感している」と述べました。
そのうえで、学校に外部の有識者を交えた調査委員会を設置するほか、被害を受けた生徒のケアに努める考えを示しました。また、いじめ防止に向けた指導を実施するほか、インターネットのモラルについての特別授業を行うということです。
一方、警察は、暴行を受けた生徒側から出された被害届をすでに受理していて、現場に居合わせた生徒らから当時の状況について事情を聞いたということで、今後、暴行を加えた生徒からも事情を聞いて詳しいいきさつを調べることにしています。