防衛省は、
弾道ミサイルに対応するため
アメリカと
共同開発を
進めている
新型の
迎撃ミサイルについて、ハワイ
沖の
海上で
発射試験を
行い、
成功したと
発表しました。
発射試験に
成功したのは「SM
3ブロック※
2A」というイージス
艦に
搭載する
新型の
迎撃ミサイルで、
弾道ミサイルへの
対応をより
確実にするため、
平成18年から
日米共同で
開発を
進めています。
防衛省によりますと、日本時間の4日、ハワイ沖の海上でアメリカ軍のイージス艦から発射し、弾道ミサイルと仮定した標的を迎撃したということです。
「SM3ブロック※2A」は、センサーの改良によって弾道ミサイルを探知する能力が向上するほか、燃料の搭載容量が増えるため、射程が伸び、防護できる範囲が大幅に拡大するとされています。
おととし6月と12月にアメリカのカリフォルニア州で地上の施設から発射試験を行ったのに続き、今回は初めての海上での試験となりました。
防衛省は今後、海上での発射試験をもう1度行う予定で、データの解析を進めるなどして、来年度からミサイルの製造を開始したいとしています。
※「2」は正しくはローマ数字