アメリカで
7か国の
人の
入国を
一時的に
禁止する
大統領令の
即時停止を
命じた
仮処分の
決定について、トランプ
政権側の
不服申し立てを
受けて
審理を
行っていた
連邦控訴裁判所は、
日本時間の
10日午前7時ごろ、
数時間以内に
判断を
示す
方針を
明らかにしました。
7か国の
人の
入国を
一時的に
禁止することなどを
命じたトランプ
大統領の
大統領令について、
ワシントン州にある
連邦地方裁判所は
今月3日、
即時停止を
命じる
仮処分の
決定を
出しました。
これに対してトランプ政権側は高等裁判所にあたる連邦控訴裁判所に不服を申し立てるとともに、直ちに決定の効力を停止するよう求める緊急の申し立てを行い、裁判所は4日、このうち緊急の申し立てについては退けていました。
一方、不服の申し立てについて連邦控訴裁判所は、ワシントン州側と政権側の双方からそれぞれの主張をまとめた意見書の提出を受けるとともに、現地時間の7日、電話で双方の主張を聞きました。そして、連邦控訴裁判所は9日午後2時(日本時間の10日午前7時)ごろ、「9日の業務時間中に判断を示す」と発表し、数時間以内に判断を示す方針を明らかにしました。
今回の判断で政権側の不服申し立てが退けられた場合は、大統領令の即時停止を命じた仮処分は継続されます。
一方、申し立てが認められた場合は、再び7か国の人の入国が禁止されるとみられることから各地で入国をめぐる混乱が予想されます。