“公文こうぶんの指導しどう者しゃは労働ろうどう者しゃ” 団体だんたい交渉こうしょう応おうじるよう命めいじる 都と労ろう委い

この団体だんたいは、会社かいしゃに対にたいし、ブランドの使用しようや指導しどうのノウハウの提供ていきょうなどの対価たいかとして支払しはらうロイヤリティーの減額げんがくなど求もとめる団体だんたい交渉こうしょうを申し入もうしいれましたが、会社かいしゃが「教室きょうしつの指導しどう者しゃは個人こじん事業じぎょう者しゃで労働ろうどう者しゃではない」として応おうじなかったため、おととし２月にがつに東京とうきょう都と労働ろうどう委員いいん会かいに救済きゅうさいを申し立もうしたてていました。

都との労働ろうどう委員いいん会かいは31日にち、この申し立もうしたてについて「教室きょうしつの指導しどう者しゃは会社かいしゃの業務ぎょうむ遂行すいこうに不可欠ふかけつな労働ろうどう力りょくとして、会社かいしゃの指揮しき監督かんとくのもとに下したに業務ぎょうむを遂行すいこうしている」などとして、教室きょうしつの指導しどう者しゃは労働ろうどう組合くみあい法ほう上じょうの労働ろうどう者しゃに当あたると判断はんだんしました。

そのうえで、会社かいしゃの対応たいおうは不当ふとう労働ろうどう行為こういに当あたるとして団体だんたい交渉こうしょうの申し入もうしいれに応おうじるよう命めいじました。

この命令めいれいに不服ふふくがある場合ばあいは、15日にち以内いないに中央ちゅうおう労働ろうどう委員いいん会かいに再さい審査しんさを申し立もうしたてることができるということです。

全国ぜんこくＫＵＭＯＮ指導しどう者しゃユニオン「画期的かっきてきな判断はんだん」

東京とうきょう都と労働ろうどう委員いいん会かいの判断はんだんについて、救済きゅうさいの申し立もうしたてを行おこなった「全国ぜんこくＫＵＭＯＮ指導しどう者しゃユニオン」は、「私わたしたちが置おかれた従属じゅうぞくした状況じょうきょうを詳細しょうさいに認定にんていし、労働ろうどう組合くみあい法ほう上じょうの労働ろうどう者しゃであると認みとめられたことは、画期的かっきてきな判断はんだんだと評価ひょうかしている」というコメントを発表はっぴょうしました。

公文こうぶん教育きょういく研究けんきゅう会かい「再さい審査しんさを申し立もうしたてる方針ほうしん」

大阪おおさか市しに本社ほんしゃがある公文こうぶん教育きょういく研究けんきゅう会かいは、ことし３月さんがつ現在げんざいで全国ぜんこくに１いち万まん6200の教室きょうしつがあり、教室きょうしつの指導しどう者しゃは１いち万まん4100人にんに上のぼるということです。

会社かいしゃによりますと、教室きょうしつのほとんどが会社かいしゃのブランドの使用しようや指導しどうのノウハウの提供ていきょうを受うけるなどしてロイヤリティーを支払しはらうフランチャイズ契約けいやくで運営うんえいされているということです。

東京とうきょう都と労働ろうどう委員いいん会かいの判断はんだんについて公文こうぶん教育きょういく研究けんきゅう会かいは、「会社かいしゃとしては、教室きょうしつの指導しどう者しゃは個人こじん事業じぎょう者しゃと考かんがえており、今回こんかいの結果けっかは残念ざんねんだ。命令めいれいの詳細しょうさいを見みたうえで中央ちゅうおう労働ろうどう委員いいん会かいに再さい審査しんさを申し立もうしたてる方針ほうしんだ」とコメントしています。