コンゴ民主共和国東部の主要輸送拠点であるゴマで、新たなエボラ出血熱感染者が確認されました。同国の保健当局者が30日、明らかにしました。エボラ熱の死者数は1790人に上っています。
ゴマでエボラ熱への感染が確認されたのは2人目です。同市は200万人以上の人口を抱える湖畔都市で、ルワンダとの国境に近いです。
同国では、地方部を中心に、保健当局への不信感と民兵による暴力事件により、エボラ熱拡大阻止の取り組みが繰り返し阻害されています。
30日に発表された統計によると、コンゴでの昨年8月以降のエボラ出血熱による死者は1790人に達しました。世界保健機関は今月中旬、今回のエボラ熱流行を「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」と宣言しました。