アメリカ大統領選挙で
民主党のバイデン
前副大統領の
当選が
確実になったとアメリカ
メディアが
伝えたことを
受けて、
政府は、
菅総理大臣のアメリカ
訪問を
含め
首脳間の
信頼関係の
構築を
目指すとともに、
新型コロナウイルスや
地球温暖化対策などの
国際的な
課題で
連携を
確認したい
考えです。
アメリカ大統領選挙で
民主党のバイデン
前副大統領の
当選が
確実になったとアメリカ
メディアが
伝えたことについて、
日本政府は、
トランプ大統領が
選挙戦最終盤で
追い上げたものの、
世論調査などでは
一貫してバイデン
氏の
優勢が
伝えられていたことから、
冷静に
受け止める声が
大勢です。
政府としては、まずは菅総理大臣とバイデン氏の信頼関係を構築することが極めて重要だとして、新政権への移行状況を見ながら、適切な時期に首脳会談を実現させたい考えです。
そして、国際協調を重視するバイデン氏との間で、新型コロナウイルスへの対応や地球温暖化対策などの国際的な課題をはじめ、北朝鮮の核・ミサイル問題などの安全保障分野などで、日米の緊密な連携を確認したい考えです。
一方、政府内では、アメリカと中国の対立が続く中、バイデン政権になっても中国への姿勢は大きく変わらないのではないかという見方が大勢で、新政権の出方も見極めながら中国との関係改善をどのように進めていくか、対応を検討していく方針です。
菅首相 ツイッターにお祝いのメッセージ
アメリカ大統領選挙で民主党のバイデン前副大統領の当選が確実になったとアメリカメディアが伝える中、菅総理大臣は、けさ、みずからのツイッターに、お祝いのメッセージを投稿しました。
メッセージは、「ジョー・バイデン氏とカマラ・ハリス氏に心よりお祝い申し上げます。日米同盟をさらに強固なものとするために、また、インド太平洋地域と世界の平和、自由および繁栄を確保するためにともに取り組んでいくことを楽しみにしております」と、日本語と英語でつづっています。
外務省関係者「順当な結果だと思う」
外務省関係者は、NHKの電話取材に対し、「順当な結果だと思う。当初からバイデン氏が優勢ではないかと分析していたものの、最後まできわどい展開となった。日本政府としては、今後、状況を見ながら祝意を伝えるタイミングなどを見極めていきたい。アメリカの大手メディアの多くがバイデン氏を当選確実としており、この流れは、もう、揺るがないだろう」と述べました。