駆け寄ってしっかりと抱き合う女性と男性。中国・西安で18日、幼少時に誘拐された息子とその両親が、実に32年ぶりの再会を果たしたのです。
公安当局によりますと、1988年、当時2歳だった毛寅さんは、父親が経営する飲食店にいたところ突然姿を消し、警察による広範囲の捜索でも見つかりませんでした。
しかし先月、公安当局が「四川省に西安市の子どもを6000元で養子にした人がいる」という情報を得て、この養子の男性のDNA鑑定を行った結果、毛さんと確認されたということです。
母親は「息子に間違いない。32年間、私はずっとこの日を夢みていました」と涙ながらに語りました。