中国当局は同国の字節跳動(バイトダンス)が運営する短編動画投稿アプリ「 TikTok(ティックトック)」の米事業について、資産家で実業家のイーロン・マスク氏への売却を選択肢として検討しています。事情に詳しい複数の関係者が明らかにしました。
米連邦最高裁では、TikTokの米国内での利用を事実上禁じる法律の合憲性を巡り口頭弁論が開かれています。
関係者によれば、「表現の自由」を定めた憲法に違反するというTikTok側の主張が退けられた場合に備え、マスク氏が傘下に置くX(旧ツイッター)がTikTok米事業の経営権を取得し、一体的に運営するシナリオが検討されているということです。