ロシアが占拠せんきょするザポリージャ原発げんぱつは先月せんげつには周辺しゅうへんでの相次あいつぐ砲撃ほうげきで一時いちじ的てきに外部がいぶ電源でんげんを失うしなう事態じたいにもなっていて協議きょうぎを通をつうじて安全あんぜん性せいを維持いじできるかが焦点しょうてんとなります。

ウクライナ軍ぐんは東部とうぶドネツク州しゅうの要衝ようしょうリマンの奪還だっかんに続つづき、東部とうぶのほかの地域ちいきや南部なんぶヘルソン州しゅうなどで反撃はんげきし、ロシアからの領土りょうどの奪還だっかんを進すすめていると見みられます。

そして、一方いっぽう的てきに併合へいごうしたウクライナの地域ちいきの学校がっこうにロシア語ごやロシアの歴史れきし教育きょういくなどを導入どうにゅうすると強調きょうちょうし、支配しはいの既成きせい事実じじつ化かを加速かそくさせています。

この中なかでパトルシェフ氏しは、ウクライナでの軍事ぐんじ侵攻しんこうが始はじまって以降いこう、「武器ぶきや弾薬だんやく、爆発ばくはつ物ぶつを使つかった犯罪はんざいの件数けんすうが大幅おおはばに増ふえた。破壊はかい工作こうさくやテロ行為こういの脅威きょういが高たかまっている」としてロシアが支配しはいする地域ちいきでテロの脅威きょういが高たかまっていると主張しゅちょうしました。

そのうえで、「アメリカとイギリスなどはウクライナでの軍事ぐんじ作戦さくせんを長引ながびかせている。実質じっしつはNATOとの戦たたかいになっている」と述のべ、ウクライナに軍事ぐんじ支援しえんを続つづけるアメリカやイギリスなどとの戦たたかいの構図こうずになっていると指摘してきしました。

ザポリージャ州しゅうをロシアが併合へいごうしたことに伴ともなうものだとしています。

ロシアが武力ぶりょくで占拠せんきょした原子力げんしりょく発電はつでん所しょの支配しはいを大統領だいとうりょう令れいで正当せいとう化かした形かたちで、ウクライナや欧米おうべい各国かっこくから一層いっそう非難ひなんが強つよまるものとみられます。

アンダーセン事務じむ局長きょくちょうは、ロシアの軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづくウクライナ国内こくないの環境かんきょう汚染おせんについて、「工場こうじょうや発電はつでん所しょなどへの激はげしい爆撃ばくげきにより有害ゆうがいな物質ぶっしつが流れ出ながれだして周辺しゅうへんの土壌どじょう、地下ちか水すい、大気たいきを汚染おせんしている」とし、「長期ちょうき間かんにわたり人ひとへの健康けんこうを含ふくめて深刻しんこくな影響えいきょうをもたらすだろう」と重大じゅうだいな懸念けねんを示しめしました。