イランで頭にかぶる「ヒジャブ」を適切に着用していなかったとして女性が逮捕され、その後、急死したのをきっかけに始まった抗議デモが拡大を続けています。11日には製油所でも抗議デモが行われました。
アル・アラビヤなど複数の中東メディアは10日、イラン南部・アサルイエにある複数の石油・化学工場の労働者らがストライキを行ったと報じました。
デモ隊は道路を封鎖し、最高指導者・ハメネイ師に向けて「独裁者に死を」と叫んだということです。
また、イランの人権団体によりますと、南西部・フゼスタン州にある一大拠点のアバダン製油所でも11日、多くの労働者らが集まり、抗議デモを行ったということです。
1979年のイラン革命の際には、こうした製油所などでのストライキが王政打倒に重要な役割を果たしたとされています。