香港最大手のキャセイパシフィック航空の操縦士組合(HKAOA)は13日までに、同航空は前例のない規模での人員不足や訓練の欠如に直面しており、ここに来ての航空需要の大幅な高まりに対応できない可能性があると警告しました。
キャセイ航空で最も経験豊富なパイロットの退社が記録的な水準に達しており、辞めた機長や副機長は全体の40%超を占めたと報告しました。この大量辞職の原因は労働条件の交渉の決裂とし、特に報酬面での対立に言及しました。
HKAOAは声明で、キャセイ航空は航空産業界での主導的な地位の回復に必要な準備をせず、国際的な航空拠点としての香港の立ち位置も脅かしていると主張しました。