ＣＯＰ23 仏ふつ独どく首脳しゅのう「パリ協定きょうてい」実行じっこうに協力きょうりょく呼よびかけ

１いち５ご日にち、閣僚かくりょう級きゅうの会合かいごうが始はじまり、フランスのマクロン大統領だいとうりょうとドイツのメルケル首相しゅしょうなどが出席しゅっせきしました。

このうちマクロン大統領だいとうりょうは、アメリカのトランプ政権せいけんが脱退だったいを表明ひょうめいした「パリ協定きょうてい」について、「必かならず実行じっこうに移うつすため全力ぜんりょくを尽つくす」と訴うったえました。

そのうえで、「ヨーロッパがアメリカの代かわりを務つとめなければならない。フランスはその用意よういができている」と述のべ、アメリカが取とりやめた国連こくれんのＩＰＣＣあいぴ-し-し-＝「気候きこう変動へんどうに関にかんする政府せいふ間かんパネル」への資金しきん、日本にっぽん円えんにして２に億おく円えん余あまりの拠出きょしゅつを代かわりに行おこない、温暖おんだん化かの研究けんきゅうを支援しえんしていく考かんがえを明あきらかにしました。

またメルケル首相しゅしょうも「パリ協定きょうていが２に年ねん前まえに採択さいたくされたのは温暖おんだん化か対策たいさくの始はじまりにすぎず、私わたしたちの仕事しごとの多おおくが残のこされている。温暖おんだん化かによる被害ひがいを見みれば対策たいさくを進すすめることがいかに重要じゅうようかがわかる」と述のべるなど、２に人にんの首脳しゅのうは「パリ協定きょうてい」の着実ちゃくじつな実行じっこうに向むけて各国かっこくに協力きょうりょくを呼よびかけました。

国連こくれん事務じむ総長そうちょう「資金しきん支援しえん不可欠ふかけつ」

「ＣＯＰ２に３さん」の閣僚かくりょう級きゅうによる会合かいごうで、国連こくれんのグテーレス事務じむ総長そうちょうは、発展はってん途上とじょう国こくで異常いじょう気象きしょうによる被害ひがいを最小さいしょう限げんに抑おさえるためには、先進せんしん国こくからの資金しきん支援しえんが不可欠ふかけつだと指摘してきしました。

そのうえで、「信用しんようと信頼しんらいを築きずく上うえでは約束やくそくを守まもることが不可欠ふかけつだ」と述のべ、アメリカが「パリ協定きょうてい」からの脱退だったいや温暖おんだん化か対策たいさくの資金しきんの拠出きょしゅつを取とりやめる方針ほうしんを示しめすなか、ほかの先進せんしん国こくからの拠出きょしゅつが欠かかせなくなっていると強調きょうちょうしました。

また、アフリカ中部ちゅうぶのガボンのアリ・ボンゴ大統領だいとうりょうは、アフリカで、異常いじょう気象きしょうによる被害ひがいを抑おさえるために必要ひつような費用ひようは、年々ねんねん増加ぞうかしていると指摘してきしたうえで、「２に０ぜろ５ご０ぜろ年ねんには日本にっぽん円えんで年間ねんかん５ご０ぜろ０ぜろ億おく円えん余あまりが必要ひつようになるとみられている。先進せんしん国こくは、十分じゅうぶんな資金しきん支援しえんを行おこなってほしい」と訴うったえていました。