地球温暖化対策を
話し合う国連の
会議「COP25」は10
日、
閣僚級の
会合が
始まりました。
会合を
前に
小泉環境大臣は「
できるかぎり
前向きな
メッセージを
発したい」と
述べ、
石炭火力発電の
利用に対する
批判を
受け止めたうえで、
取り組みをアピールして
いく考えを
強調しました。190を
超える国と
地域が
参加してスペインで
開かれている「COP25」は10
日、
各国の
閣僚らによる
会合が
始まりました。
会合では、温暖化対策の国際的な枠組み、「パリ協定」が来年始まるのを前に、実施に必要なルールのうちまだ合意できていないものについて交渉が本格化するほか、各国が温室効果ガスの削減目標を引き上げることで一致できるかどうかも焦点となります。
国連の気候変動枠組条約のエスピノサ事務局長は「あと数週間で2020年を迎えてしまう。気候変動を止める機会はまもなく、なくなる。あなた方の決断とリーダシップが必要だ」と述べて、出席した閣僚らに対策の強化を迫りました。
日本については、二酸化炭素を多く排出する石炭火力発電の利用を続けていることに対して国際的な批判が高まっています。
会合を前に小泉環境大臣は記者団に対し、「石炭火力発電に対する批判から逃げず、正面から向き合うことが今回、とても大事だと思う。そして日本も何もやっていないわけではなく、できるかぎり前向きなメッセージを発したい」と述べ、批判を受け止めたうえで、取り組みをアピールしていく考えを強調しました。
COP25の閣僚級の会合は今月13日まで続きます。