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日未明、
千葉市の
国道の
工事現場にタンクローリーが
突っ込んで
7人が
死傷した
事故で、タンクローリーが
工事現場の
手前にいた
警備員をはねたあと、
工事関係の
車にぶつかり
近くにいた
作業員も
巻き込まれたとみられることが
警察への
取材でわかりました。
調べに対し、
逮捕された
運転手は「
前をよく
見ていなかった」
などと
供述しているということです。11
日午前2時すぎ、
千葉市美浜区幸町の
国道357
号線で
行われていた
下水道工事の
現場に、タンクローリーが
突っ込みました。
この事故で、警備員の50代の男性と作業員の40代の男性が死亡したほか、5人がけがをして病院で手当てを受けています。
警察はタンクローリーを運転していた千葉県市原市の運送業、近藤直樹容疑者(43)を過失運転傷害の疑いで、その場で逮捕しました。
現場では、10日夜から片側3車線のうち中央の1車線で下水道工事が行われていて、警察によりますと、タンクローリーは工事現場の手前にいた警備員2人をはねたあと、工事関係の車にぶつかりほかの作業員5人が巻き込まれたとみられるということです。
これまでの調べに対し、近藤容疑者は「車内の機器を操作していて前をよく見ていなかった」などと供述しているということです。
警察は今後、容疑を過失運転致死傷に切り替えて事故の状況を詳しく調べることにしています。
タンクローリー 職場から福島県に向かう途中
近藤容疑者の勤務先によりますと、近藤容疑者は11日午前1時50分ごろ、千葉県市原市の職場を出発し福島県に向かう途中だったということです。
出発前の点呼では、吐いた息にアルコールが含まれていないかや健康状態について確認を行いましたが、特に問題はなかったということです。