職場で
吸い込んだアスベストが
原因で
肺がん
などになったとして
昨年度、
労災と
認定されたり、
遺族が
補償を
受けたりした
人は1088
人にのぼりました。
厚生労働省によりますと、
建設現場や
工場など、
職場で
吸い込んだアスベストが
原因で
肺がんや
中皮腫などになったとして、
昨年度新たに
労災と
認定されたり、
遺族が
補償を
受けたりした
人は
前の
年より34
人多い1088
人でした。
業種別にみますと、建設業が611人と最も多く、次いで製造業が382人となっています。
厚生労働省は「アスベストによる健康被害は30年から40年もの潜伏期間の後に発症するため、労災認定の件数は当分の間、高い水準で推移する可能性がある」としています。
厚生労働省では、労災が認定された人が働いていた全国の事業所延べ1万4000か所余りの名前や住所をホームページ上で公表し、かつて働いていたり、近所に住んでいたりして不安のある人は労働基準監督署や医療機関などに相談するよう呼びかけています。
ホットライン 0120-117-554
また患者団体は19日から2日間健康被害などの相談に応じるホットラインを開設しています。
電話番号は0120-117-554で午前10時から午後7時まで受け付けています。