大みそかの31
日、
台風19
号の
豪雨災害で
千曲川の
堤防が
決壊した
長野市では、
復興を
願って
堤防近くの
寺で
鐘つきと
炊き出しが
行われています。
台風19
号の
豪雨災害で、
長野市穂保と
その周辺の
地域は
千曲川の
堤防が
決壊して
広い範囲が
水につかり、
多くの
住宅が
被害を
受けました。
大みそかの31日は、堤防の近くにある妙笑寺で復興を祈願して鐘つきと炊き出しが行われています。
鐘つきは例年、大みそかの夜から元日にかけて地域の人たちが行っていますが、ことしは被災して地域を離れて暮らす人でも参加しやすいよう昼に行われました。住職の笹井義英さんが「来年がよい年になるよう心を込めて鐘をついてください」とあいさつしたあと、参加した人たちが地域の復興を願って順番に鐘をついていきました。参加した80代の男性は「毎年きていますがことしは特別な思いがあります。地域の人たちがバラバラにならないでほしいです」と話していました。
また、寺の境内ではボランティア団体による炊き出しも行われ、天ぷらそばなどがふるまわれています。松本市炊き出し隊「みらい」の浅田修吉代表は「次の年を明るく迎えてもらおうと企画をしました。多くの人たちが笑顔でうれしいです」と話していました。
炊き出しは元日の午後1時まで行われる予定です。