日産自動車の
元会長のカルロス・ゴーン
被告が
保釈中に
中東のレバノンに
逃亡した
事件で、
東京地方裁判所は、
7日までに
元会長が
納めていた
保釈金合わせて15
億円を
全額没収する
決定をしました。
没収された
保釈金は、
過去最高額とみられます。
日産自動車の
元会長、カルロス・ゴーン
被告(65)について、
東京地方裁判所は
先月31
日、ゴーン
元会長が
海外への
渡航を
禁じていた
保釈の
条件を
破って
中東のレバノンに
入国したとして、
保釈を
取り消す決定をしました。
ゴーン元会長は、去年3月と4月に保釈された際、合わせて15億円の保釈金を納めていましたが、裁判所が7日までに15億円全額を没収する決定をしていたことが分かりました。
没収された保釈金の額は、平成9年に6億円の保釈金を没収されたイトマン事件の許永中氏を上回り、過去最高額とみられます。没収された保釈金は今後、国庫に入ることになります。