「もの
言う株主」として
話題を
呼んだ
旧・
村上ファンドの
村上世彰氏が
関わる
投資ファンドが、
機械メーカーの「
東芝機械」
に対して
TOB=
株式の
公開買い付けを
始めたと
明らかにしました。
東芝機械は
買収防衛策を
導入して
対抗する
構えを
見せていて、
攻防が
激しくなり
そうです。
発表によりますと、
東京 渋谷区の
投資ファンド「シティインデックスイレブンス」は、
静岡県沼津市に
本社が
ある「
東芝機械」
に対して、21
日からTOB=
株式の
公開買い付けを
行い、
最大で43%
余りの
取得を
目指すとしています。
投資ファンドの幹部によりますと、このファンドには、「もの言う株主」として話題を呼んだ旧・村上ファンドの村上世彰氏が関わっていて、投資のアドバイスなどをしているということです。
投資ファンド側は、東芝機械に対してこれまで蓄積した内部留保を株主に還元し、株主価値を高めるべきだと提案したものの応じなかったことから、TOBに踏み切ったとしています。
一方、東芝機械はこれに対抗する構えです。
会社は、株主総会で認められた買収防衛策を去年6月にいったん廃止していましたが、今回の事態を受けて今月17日に取締役会を開き、新たな株式を購入する権利、「新株予約権」をほかの株主に無償で割り当てる買収防衛策を導入することを決めました。
会社は「既存株主に新株予約権を割り当て、TOBの実施者の保有比率を引き下げるなど、すでに公表している方法を含めて対応を検討していく」とコメントしています。