大分県で
行われた
別府大分毎日マラソンの
視覚障害の
クラスで、
東京パラリンピックの
代表に
内定している43
歳の
道下美里選手が、みずからの
世界記録を
1分52
秒更新する
2時間54
分22
秒の
世界新記録を
マークし、
優勝しました。
道下「最高の結果を出せた」
みずからの持つ世界記録を更新した道下美里選手は「序盤はおさえてレースに入り、後半どれだけ上げられるか不安だったが、思いどおりにペースアップすることができ、大きな収穫になった。周りの人たちが『世界記録を出せる』と言って応援してくれる中で、この1年、なかなかトンネルを抜け出すことができずにいて、このレースで勝たなければ東京パラリンピックでも勝てないと思って臨んだ。最高の結果を出すことができた」と笑顔で振り返っていました。
道下美里選手とは
道下美里選手は山口県出身の43歳。
小学4年生の時に目の病気にかかり、中学生で右目の視力を失い、左目の視力もわずかです。
身長1メートル44センチの小柄な体格をいかしたピッチ走法が持ち味で、マラソン女子で視覚に障害のあるクラスが初めて採用された前回、2016年のリオデジャネイロパラリンピックで銀メダルを獲得しました。
そのよくとし(2017年)には、地元・山口県の大会で2時間56分14秒の当時の世界新記録を出しました。
去年4月のロンドンマラソン、視覚障害のクラスで優勝していち早く東京パラリンピックの代表に内定し、東京パラリンピックでは金メダル獲得が期待されています。