大分県宇佐市の
住宅で
親子が
殺害された
事件で、
室内には
数種類の
靴跡が
残されていたことが
捜査関係者への
取材で
分かりました。
警察は
複数の
人物が
犯行に
関わった
可能性があるとみて
調べています。
今月3日、
大分県宇佐市の
安心院町にある
住宅で
この家に
2人で
暮らす郵便配達員の
山名博之さん(51)と
母親の
高子さん(79)が、
首から
大量の
血を
流して
死亡しているのが
見つかり、
警察が
殺人事件として
捜査しています。
警察によりますと、2人の体からは首や胸など上半身を中心に刃物によるとみられる多数の切り傷や刺し傷が見つかり、高子さんは十数か所、博之さんは数十か所もあるということです。
また、遺体が見つかったダイニングルームの流し台の上に血の付いた包丁が残されていたほか、周辺には土足で歩いた跡も数多く残されていました。
詳しい鑑定の結果、第三者のものとみられる数種類の靴跡が確認されたことが、捜査関係者への取材で新たに分かりました。
警察は複数の人物が犯行に関わった可能性があるとみて、現場周辺で不審な人物が目撃されていないかなどを引き続き調べています。
山名さん親子 通夜
大分県宇佐市の葬儀場では6日夜、殺害された山名さん親子の通夜が営まれました。会場の入り口には2人の遺影が置かれ、参列者が次々と受け付けを済ませていました。
関係者によりますと、高子さんの次男が喪主を務める中、親戚や知人など、およそ120人が参列し、2人の突然の死を悼んだということです。