米ラップ歌手ケンドリック・ラマーの楽曲「ノット・ライク・アス」が今年、音楽配信サービス「スポティファイ」で再生回数の新記録を達成したことについて、レコード会社がボット(自動プログラム)などで回数を水増ししたとの疑惑が指摘されています。記録を破られたライバルのラップ歌手ドレイクが25日、ニューヨークの裁判所に申し立てました。
CNNが入手した申し立てによると、ユニバーサル・ミュージック・グループ(UMG)はボットを使ったり、ラジオ局に金銭を支払ったりして、「ノット・ライク・アス」の再生回数を不正に操作したとされます。
また、UMGがアップルへの支払いを通し、同社の音声アシスタント「Siri(シリ)」でユーザーを「ノット・ライク・アス」に誘導するよう仕向けたとも書かれています。
ラマー自身による不正行為の指摘はありません。
ドレイクは申し立ての中で、さらなる法的措置に向けた追加の文書を請求しました。