これは、地域の活性化につなげようと、日本犬ぞり連盟や地元の観光協会がことしから始めた大会で、石狩市厚田区の公園に設けられた特設会場には、道内各地から37チーム、40頭ほどの犬が集まりました。
大会は、1周500メートルのコースを舞台に▽1頭でそりを引く種目や、▽2頭で引く種目などが行われ、参加チームは、スタートの合図にあわせて勢いよく犬を走らせました。
そして、犬が真っ白な雪の上をそりを引いて懸命に駆け抜けると、観客たちは、スマートフォンを手に動画を撮ったり、犬の名前を呼んで応援したりしながら、迫力のあるレースを楽しんでいました。
犬がゴールすると、飼い主たちは犬をなでたり抱き締めたりして、健闘をたたえていました。
サモエドという名前の犬と参加した40代の男性は、「きょうの調子はバッチリでした。よく頑張ってくれたので、ご褒美にスープをあげようと思います」と話していました。
日本犬ぞり連盟の林里紅会長は「犬ぞりは、スピードや迫力、そして犬の喜んでいる姿が魅力の競技で、皆さんに楽しんでいただけると思います」と話していました。