アメリカのトランプ前大統領は、中国メーカーがメキシコで生産した自動車に「100%の関税をかける」と述べました。
トランプ氏は16日、オハイオ州で演説し、「中国の自動車メーカーがメキシコで巨大な工場を建設し、アメリカ人を雇わずにアメリカに車を輸出しようとしている」として、自分が大統領に返り咲けば「100%の関税をかける」と述べました。
現在、メキシコからアメリカへの自動車の輸出には、一定の条件の下で関税がゼロになっていて、安さを武器にする中国メーカーへの懸念が高まっています。
これまでトランプ氏はメキシコで生産される中国車に「50%の関税をかける」と発言していましたが、中国を警戒する世論を背景に、さらに発言をエスカレートさせた格好です。