イギリスのメディアなどによりますと、18日にち午後ごご、ロシアの複数ふくすうのメディアが「イギリスのチャールズ国王こくおうが亡なくなった」とする偽にせの情報じょうほうをSNSのテレグラムに投稿とうこうしました。

投稿とうこうではイギリス王室おうしつのロゴが入はいった偽にせの文書ぶんしょの画像がぞうも添そえられていて、この投稿とうこうをロシアの国営こくえいメディアやウクライナの大手おおてメディアが引用いんようするなど、現地げんちで広ひろく拡散かくさんしました。

これに対にたいして現地げんちのイギリス大使館たいしかんはSNSに「国王こくおう死去しきょのニュースはフェイクであることをお知おしらせします」と投稿とうこうし、情報じょうほうを否定ひていしました。

偽にせ情報じょうほうを投稿とうこうしたロシアのメディアはその後そのご、記事きじを訂正ていせいしたということです。

イギリスの新聞しんぶんインディペンデントは「イギリス国防省こくぼうしょうはロシアのメディアはすべてプーチン政権せいけんの厳きびしい管理かんり下かに置おかれ、西側にしがわ諸国しょこくに対にたいする偽にせ情報じょうほうを広ひろめるために利用りようされていると警告けいこくしている」と報ほうじています。

日本にっぽんでも拡散かくさん 日本語にほんごの投稿とうこうに200万まん回かい以上いじょうの閲覧えつらん

「イギリスのチャールズ国王こくおうが亡なくなった」とする偽にせの情報じょうほうは日本にっぽん国内こくないでもSNSで拡散かくさんし、NHKが確認かくにんしたところ、旧きゅうツイッターのXでは日本語にほんごで書かかれた投稿とうこうだけでも19日にち午後ごご4時じまでに合あわせて200万まん回かい以上いじょう閲覧えつらんされていました。

拡散かくさんした偽にせ情報じょうほうの投稿とうこうは日本語にほんごで「チャールズ英国えいこく王おうが前立腺ぜんりつせんがんのため75歳さいで死去しきょ、情報じょうほう筋すじが報ほうじる」とか、「チャールズ国王こくおう、突然とつぜんの死去しきょ」などと書かかれています。

これまでにもロシアを支持しじする投稿とうこうを繰り返くりかえしているまとめサイトのアカウントや陰謀いんぼう論ろんの投稿とうこうが多おおいアカウントで広ひろめられていて、投稿とうこうはほかのユーザーが情報じょうほうを追加ついかできる、Xのコミュニティーノートで「フェイクニュースです」とか「デマである可能かのう性せいが高たかいです」といったコメントがつけられています。

SNSで拡散かくさんされる海外かいがいからの真偽しんぎがわからない情報じょうほうについては、広ひろげているアカウントがほかにどのような投稿とうこうをしているか見みるなどして怪あやしいところがないか確たしかめたり、報道ほうどう機関きかんや当該とうがい国こくの公的こうてき機関きかんなどが情報じょうほうを出だしているか確認かくにんしたりするなどして、安易あんいに拡散かくさんしないことが大事だいじです。