七尾市では地震から2か月半以上が経過した今も、倒壊し手付かずのままとなっている建物が数多くあり、片づけ作業などに参加するボランティアの宿泊場所の確保が課題となっています。
こうした中、市内にある七尾城山野球場に宿泊拠点となるテント村が設営されることになり、岡山県総社市などから訪れたボランティアなどおよそ50人が作業にあたりました。
総社市は6年前の西日本豪雨の際、各地から受けた支援の恩返しをしようと、ほかの5つの自治体などと協力して、ボランティアの宿泊拠点となるテント村の設営を決めたということです。
テント村には100のテントが設置され、最大200人が3月24日から利用できるようになるということで、総社市などがボランティアの募集を行うことにしています。
総社市から訪れたボランティアの男性は、「作業は大変ですが、被災した人のために頑張ります」と話していました。
総社市の丸山幸司危機管理室長は「過去の災害でボランティアの大切さを身をもって感じたので、少しでも復興の力になりたい」と話していました。