立川市によりますと、26日午前9時すぎ、立川市富士見町でサルが出没したと警察から連絡が入りました。
その後も周辺から複数の目撃情報が寄せられ、午後には、道路脇の駐車場に座って毛繕いをしたり、住宅の庭に植えられた野菜を食べたりする様子が見られました。
市はサルを捕獲せず自然にかえす方針で、担当者が拡声機を使うなどして、近くに住む人や通行人に注意を呼びかけていました。
現場は、近くに小学校がある住宅地で、この学校では26日、一斉下校の措置が取られたということです。
市によりますと、今のところけが人はいませんが、市はSNSやメールで
▽サルに遭遇してもむやみに近づかず、大声を出すなどして驚かせないことや
▽戸締まりの徹底などを呼びかけています。
立川市環境対策課の担当者は「目撃情報をもとに警察などと連携して対応しています。危害を加えるおそれもあるので、近づかないようにしてほしいです」と話していました。
30代男性「この辺りでは初めて見たので驚いた」
26日正午すぎ、立川市富士見町に住む30代の男性が撮影したサルの映像です。
男性の自宅の脇の道路を歩いている様子や道路の曲がり角で足を伸ばして座っている様子が確認できます。
男性が自宅の2階から撮影した映像には、向かいの住宅の塀の上に座っている姿も見られました。
男性は「サルは小さくて人に慣れているように見えましたが、自宅の敷地に入ってきたときは私の姿に驚いて塀をよじ登り、向かいの家に逃げていきました。この辺りでは初めて見たので驚きました」と話していました。