26
日のニューヨーク
外国為替市場では
円安が
一段と加速し、
円相場は
一時、1ドル=160
円台半ばまで
値下がりして、
およそ37
年半ぶりの
円安ドル
高水準を
更新しました。
市場では、
政府・
日銀による
市場介入への
警戒感が
高まっています。
26日の外国為替市場では、25日にアメリカのFRB=連邦準備制度理事会の高官が早期の利下げに慎重な考えを示したことなどを受けて、FRBは利下げを急がないとの見方が改めて広がりました。
このためロンドン市場で円安が加速し、円相場はことし4月下旬につけた1ドル=160円24銭より値下がりして、1986年12月以来、およそ37年半ぶりの円安ドル高水準となりました。
市場では、急速な円安が進んだことで政府・日銀による市場介入への警戒感が高まっていて、財務省の神田財務官は日本時間の26日午後10時ごろ、記者団に対し「行き過ぎた動きに対しては、必要な対応をとる」などと述べ市場の動きをけん制しました。
しかし、その後のニューヨーク市場でも円売りドル買いの動きが一段と強まり、円相場は1ドル=160円台半ばまで値下がりして、およそ37年半ぶりの円安ドル高水準を更新しました。
市場関係者は「日本政府・日銀による市場介入が行われたとしても効果は一時的との見方が根強く円安に歯止めがかからない状況となっている」と話しています。