石川県の能登半島を走っている「のと鉄道」は、今年1月の地震で駅や線路が壊れました。会社の人たちは、避難生活をしながら、線路などを直しました。そして、4月に全部の駅の間で列車を運転できるようになりました。
この経験を多くの人に伝えるため、26日、観光の列車の中で会社の人が話をしました。能登中島駅では「ここで大きく揺れました。津波の危険があったので、列車に乗っていたお客さまを連れて、高い所に逃げました」と説明しました。
東京から来た女性は「話を聞きながら、壊れた建物を見て、地震のひどさを感じました」と話しました。
会社の人は「地震のあと初めて列車で仕事をしました。地震で怖かったことを思い出しましたが、皆さんが話を聞いてくれて、うれしかったです」と話しました。