アメリカの
先月のPCE=
個人消費支出の
物価指数は、
前の
年の
同じ月と
比べて2.6%
上昇しました。
上昇率は
前の
月より
縮小し、
インフレ率の
低下傾向が
示された
形となりました。
アメリカ商務省が28日に発表したアメリカの先月のPCE=個人消費支出の物価指数は、前の年の同じ月と比べて2.6%上昇しました。
上昇率は前の月より0.1ポイント縮小し、市場予想と一致しました。
また、価格変動の大きいエネルギーと食品を除いた指数はFRBがインフレの実態を把握する指標として重視していますが、前の年の同じ月と比べて2.6%の上昇でした。
上昇率は前の月から0.2ポイント縮小し、2021年3月以来、3年2か月ぶりの低い水準となりました。
インフレ率の低下傾向が示された形で、市場ではFRB=連邦準備制度理事会の利下げの開始時期が大幅に遅れることはないという見方も出ています。
ただ、FRBの物価目標の2%には依然として届いておらず、インフレ率の低下傾向が続くかが焦点となります。
円相場はやや円高方向に 一時1ドル=160円台前半まで値上がり
28日の外国為替市場では、アメリカの先月のPCE=個人消費支出の物価指数の発表直後に、円相場はやや円高方向にふれ、一時、1ドル=160円台前半まで値上がりしました。
物価指数の上昇率が今回、前の月を下回ったことから、インフレ率が低下傾向を続けるか、市場の注目が集まっています。