自民党の
衆議院議員の
事務所に
商品券を
配っていた
問題について、
石破総理大臣は
予算審議などへの
影響を
最小限に
抑えたいとして、
丁寧に
説明を
続けることにしています。
これに対し立憲民主党などは、
石破総理大臣の
政治倫理審査会での
弁明を
求めるなど、
追及を
強める方針です。
自民党の当選1回の衆議院議員の事務所に商品券を配っていた問題について石破総理大臣は15日、「理解が得られたとは思っていない。『法的にどうだ』という話と、感情として納得できるかは、全く別のものだということは承知しており、さらなる努力が必要だ」と述べました。
また、石破総理大臣と同じ党の鳥取県連に所属する舞立昇治参議院議員は16日、「歴代の総理が慣例として普通にやっていたことがここまでの問題になり、真摯(しんし)に受け止めなければならない」と述べました。
石破総理大臣としては、法的には問題ないものの、予算審議などへの影響を最小限に抑えたいとして、丁寧に説明を続けることで理解を得たい考えです。
これに対し、野党側は、法律に抵触する可能性だけでなく道義的な責任もあるとしていて、立憲民主党の野田代表は「徹底して説明責任を果たすよう求めていきたい。内閣不信任決議案や退陣を求める声があるが、私は簡単に求めない。政治倫理審査会は必要不可欠なプロセスだ」と述べました。
立憲民主党などは、自民党の政治文化を究明する必要があるとして、石破総理大臣の政治倫理審査会での弁明を求めるなど、追及を強める方針です。
新年度予算案を審議する参議院予算委員会では17日、石破総理大臣が出席して集中審議が行われることから、この問題をめぐっても論戦が交わされる見通しです。