オーストラリアのカンタス航空は5月下旬、スーパームーンの月食を高度4万フィート(約1万2000メートル)の上空から鑑賞する「どこへも行かない空の便」を運航します。
同航空が売り出したチケットは、2.5分という記録的な早さで売り切れました。
運賃はエコノミークラスが499オーストラリアドル(約4万2000円)、ビジネスクラスは1499ドル(約12万7000円)です。キャンセル待ちの予約も受け付けを終了しました。
同便は天文学者ベネッサ・モス氏の協力を得て「太平洋上空の最適な飛行経路」を設定しており、素晴らしい月が鑑賞できる見通しです。モス氏は機内での解説も予定しています。
今月26日の月食について、米航空宇宙局(NASA)は「スーパーブラッドムーン月食」と形容します。この日の満月は地球への最短に近い軌道上にあって、普段よりも大きく明るく見えます。