愛知県では、
豊山町の
県営名古屋空港と
豊明市の
藤田医科大学の2
か所に、
大規模接種会場が
設けられ、24
日から
周辺自治体に
住む高齢者を
対象にしたワクチンの
集団接種が
始まります。
このうち県営名古屋空港の会場では21日、国に承認されたばかりのアメリカの製薬会社、モデルナのワクチンが使われる予定で、23日朝、ワクチンを積んだトラックが到着しました。
委託を受けた業者が、ワクチンが入った移動用の冷凍庫を運び入れ、保管する部屋に到着すると、薬剤師が、マイナス20度前後の温度を確認しながら、素早く保管用の5台の冷凍庫に移していきました。
また、このうち一部は24日に使えるように解凍するため、冷蔵庫に移されていました。
愛知県によりますと、23日に届けられたワクチンは全部で2万回分あり、この会場では、1日当たり最大2000人の接種を想定しているということです。
ワクチン管理の責任者で愛知県がんセンターの松崎雅英薬剤部長は「モデルナ社製が初めて、また大規模接種が初めてという2つの初めての場面になる。接種を受ける方に安心・安全を提供できるように心がけたい」と話していました。