香港では12
日夜も
政府や
警察に
反発して
各地で
道路に
障害物を
置いて
交通を
妨害する
などの
抗議活動が
続き、
このうち一部の
大学では
構内に
立てこもる
学生と
警察が
夜遅くまで
にらみ合いを
続けるなど
緊張が
続いています。
香港では11日、抗議活動をしていた男子学生が警察官から発砲を受けて一時重体となったことで、政府や警察への市民の反発がさらに強まり、繁華街の道路に障害物を置いて交通を妨害するなどの抗議活動が夜になっても続きました。
また、一部の大学では構内に立てこもりながら周辺の道路を封鎖しようとする学生と、これを排除しようとする警察が夜遅くまでにらみ合いを続け、警察は会見で構内に突入する構えを示すなど緊張が続いています。
このほか、各地で警察車両や運行していない地下鉄の車両が放火されるなど一部の抗議活動で過激な行為が増えています。
SNS上では13日も朝から地下鉄やバスの運行を妨害しようという呼びかけが行われていて、引き続き、交通機関や市民生活が混乱することが予想されます。
市民と政府の対立が激しくなる中、林鄭月娥行政長官はあくまで抗議活動の取り締まりを強化する姿勢を崩しておらず、背景には、香港政府に対して混乱を早期に鎮静化させるよう求める中国政府の指示もあるとみられています。