ことし
8月、
兵庫県で
大手電機メーカー、
三菱電機の
新入社員の
男性が
上司からのいじめを
訴える趣旨の
メモを
残して
自殺し、
警察が
この30
代の
上司を
自殺を
教唆した
疑いで
書類送検していたことが
分かりました。
兵庫県尼崎市に
ある三菱電機の
生産管理システムの
開発などを
手がける
事業所に
配属された20
代の
新入社員の
男性がことし
8月、
県内の
公園で
自殺しました。
その後、「上司から『死ね』と言われた」などといういじめを訴える趣旨のメモが見つかり、遺族から相談を受けた警察が調べていました。
その結果、警察はメモに書かれていた新入社員の教育担当の30代の男性上司について、自殺を教唆した疑いで先月、書類送検しました。
三菱電機をめぐっては、新入社員の男性がいじめや嫌がらせが原因で自殺したとして、おととし、両親が東京地方裁判所に提訴したほか、兵庫県豊岡市の工場に勤務していた子会社の男性社員について、ことし10月、過労による労災が認められています。
三菱電機は「亡くなった方のご冥福を深くお祈り申し上げるとともに、ご遺族の皆様に心からお悔やみ申し上げます。捜査を受けているため、これ以上の回答は差し控えます」とコメントしています。