ジョージ・フロイドさんは去年5月、ミネソタ州ミネアポリス市で白人警察官のデレク・ショービン被告に約9分間、首をひざで押さえ付けられて死亡しました。
この事件をきっかけに黒人差別に反対する「ブラック・ライブズ・マター(黒人の命も大切だ)」と訴える運動が全米に広がり、フロイドさんの遺族側は市に対して損害賠償を求めていました。
ミネアポリス市議会は今月12日、フロイドさんの遺族に2700万ドル=約29億円の和解金を支払う案を全会一致で可決しました。
警察官の不法行為による死亡事件の和解金としては最大規模とみられています。