消費者庁によりますと、東京・千代田区にある出版社「晋遊舎」は2016年から2019年にかけて出版したパズル雑誌115冊で応募した人に対し、現金やブランドバッグ、ゲーム機、高級米などを賞品としてプレゼントするとうたっていました。
当選者については「賞品の発送をもって発表に代えさせて頂きます」としていましたが、応募締め切り日から8カ月以上、賞品を発送していませんでした。
約4年間にわたって放置されていたものもあったうえ、プレゼントを贈る対象者を決める抽選も行っていませんでした。
本来、発送されるべきだった懸賞品は約7000から8000に上るということです。
消費者庁はこれが景品表示法に違反すると判断し、晋遊社に対して再発防止などを求める措置命令を出しました。