消防や宮崎海上保安部によりますと、6日午後3時すぎ、宮崎市の大淀川の河口付近で船が転覆したと近くを通った人から通報がありました。
船には6人が乗っていて、消防や海上保安部が救助活動に行い、これまでに6人全員が救助されました。警察によりますとこのうち1人が沖合で発見されたほか、別の1人がドクターヘリで搬送されたということです。ほかの4人は救急車で病院に搬送されたということです。
船は、釣りから帰る途中だったとみられるということで、海上保安部などが詳しい状況を調べています。
近くの住民「ふだんより波が高かった」
現場近くの住民は「午後3時40分ごろにここに着いた時には船は沖の方にあり、転覆した状態のまま砂浜に流されてきた。船の周りにいた人をヘリコプターで引きあげる作業が行われていた。きょうはふだんより波が高かった」と話していました。
宮崎地方気象台によりますと宮崎市の日向沖では6日午後2時に2.5メートルの波の高さが観測され、波浪注意報が出ていました。また、宮崎市では午後2時半すぎに最大瞬間風速、10.3メートルを観測していました。