EUでは売れ残った衣料ひんの廃棄が禁止になります。
ファストファッションが新たな局面を迎えましたーー。
EU(欧州連合)の主要機関は12月5日、売れ残った服や靴などの衣料ひんの廃棄を禁じる法案に大筋合意しました。
ファストファッションを取り締まり、衣料の大量廃棄に歯止めをかけるのが目的です。
新たな法案では、商品に環境配慮を義務付ける既存の「エコデザイン規制」が厳格化されます。ほかにも、商品の耐久性や、修理・リサイクルのしやすさ、エネルギーを含む資源を効率的に使うこと、デジタル製品パスポート(製品の原料調達からリサイクルまでのライフサイクル全体の情報にいつでもアクセスできる仕組み)などが求められるようになります。
廃棄禁止の対象が今後、衣料ひん以外に広がる可能性もあるということです。