イギリスの中央銀行=イングランド銀行は深刻な物価高を抑制するため、政策金利を14年半ぶりの高水準に引き上げると発表しました。
イングランド銀行は11日、政策金利を年4.25%から4.50%に引き上げると発表しました。
今回の利上げはおととし12月以降、12回連続で2008年のリーマンショック以来の高水準となりました。
イギリスでは3月の消費者物価指数が去年の同じ月と比べて10.1%上昇していて、G7(主要7カ国)の中で最も高くなっています。
特に食品の価格が3月までの1年間で19.2%上昇するなど、市民生活に大きな影響が出ていることから、利上げの継続によりさらなる物価の上昇を抑える狙いがあると見られます。