米アマゾン創業者のジェフ・ベゾス氏は26日、個人として所有する米ワシントン・ポスト紙のオピニオン欄について、「個人の自由」と「自由市場」を擁護する記事を毎日掲載し、これに反対する意見は載せないと表明した。
米国のIT企業トップらが、規制緩和を掲げるトランプ大統領を支持する姿勢を強めているなかで歩調を合わせる行動だが、同紙のオピニオン編集長は新方針に同調できないとして、辞任した。
ベゾス氏はX(旧ツイッター)の投稿で、同紙の従業員に向けて送った書簡を公表。オピニオン欄を変更する理由について「かつては、全ての視点を捉える幅広いオピニオン欄を読者の自宅に毎日届けることが新聞の役割だった」としつつ、「現在はインターネットがその役割を担っている」と述べた。